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Raptor

女性向けバ/ッ/カ/ー/ノ(ラドクレ中心)二次創作ブログです。 閲覧は自己責任でお願いします。

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ヤザワ

夏コミ修羅場前に色々書き(描き)殴りたい。
ある程度たまったらサーチにも…っ
携帯SSもどき三弾(一弾目のとちょいリンク)。


*このSSはバ/ッ/カ/ー/ノ/ゲームEDパート57「ハッピーエンド」を元にしています。



「おい、テメェがラッド.ルッソの恋人って奴かぁ?男のくせによぉ」

暇を持て余した昼時なんとなく今夜は手料理でも作ってみるか、と気まぐれに思いたち材料を買い終えた帰宅途中裏路地を利用するクレアに下品た笑いを浮かべながらどこからどう見てもカタギではない輩達がからんできた。
ん~?と温い視線を集団に向けたクレアは買い物袋からおもむろにミスターピーナッツを取り出しべきょりと缶の端を潰しながら指で中のピーナッツをつまみ口に運ぶ。
「ん~ムグ…ひょれはひがふぞほれはらっほのほんやくひゃ…」
「何でこの状況でモノ食いだすんだこの野郎!何言ってるかわからねぇし!」
まったく動揺することなくつまみ食いをするクレアに苛立ちながらリーダー各と見られる男が懐から銃を取り出し銃口を向ける。
「とにかく、痛い目にあいたくなければ俺達と来てもらおうか!!」
「痛い目…か…」
ピーナッツを咀嚼し終わったクレアがふいにポーンと買い物袋を頭上にほうり投げた。

「んあ…?」
つられて一同の視線が袋に集中した瞬間爪先で銃を蹴り上げ奪い取り…
「ぐっ!」
「ウゲッ!」
「ごぉっ!」
くるりと身体を回し見事な早業で周りに当て身をくらわせるその間わずか数秒。
一瞬で仲間が次々と倒れ何が起こったか判らない男は呆気に取られるが自分の拳銃が自らの額にあてられている事から目前の人物がケタ違いの化け物である事を理解した。
落下してきた買い物袋を片手で受け止めクレアは男の額に更にゴリリと銃口を押し付け質問する。
「…まず、お前達は誰だ?目的はなんだ?さっき…ラッドの名前出したよな?事と次第によっては殺す。喋らなくてももちろん殺す。その場合はお前の両足を撃ち抜いて目前でそこのお仲間を一人づつ血祭りにあげてから最後に殺す。」
「ヒ、ヒイィィ…」
爛々と光るクレアの瞳にガタガタ振るえながら男は両手を上げ膝をつき全面降伏する。
「素直に話すか、よしよし。あ~あと、一つ訂正」
途端表情を一変させにこりと微笑みながらクレアは言う。
「俺はラッドの恋人じゃない、婚約者だ」





「おーい、ラッド!」
自宅居間のソファーでダラダラ時間つぶしとばかりに新聞を眺めクレアの帰りを待っていたラッドに期待いしていたものとは違う声が飛んできた。
「あ~なんだフーかよ、何の用だぁ?俺は今クレアを待つので忙しい」
新聞から顔を上げる事もなく寝そべりながら怠そうに答える。
「俺も好きで来た訳じゃねーよ、いや、さっき近くを通りかかったらいかにもチンピラ風な男がお前にコレを渡してくれってっなぁ、どうせ脅迫状かなにかだろ…まあ一応ちゃんと渡したからな」
律儀に懐から手紙を出しラッドに投げつける。
「ん~なんだよ、一体……」
寝そべる身体にパラリと落ちた手紙を無造作につまみあげ内容を確認してみると…。

「……」「……」
「?おい、どうしたラッド?」
どうせ手紙を見た瞬間また人殺しできるとテンションが上がるかと思いやれやれとその場を立ち去ろうとしたフーはラッドの表情が得も知れないものになっている事に気がついた。
…無表情なのに眉間にシワが寄っている…何かとびきりつまらないジョークでも聞いた時のような状態で停止している。
一体何事かとラッドに近寄りひょいと手紙をのぞき見すると
そこには

「お前の婚約者は預かった。返してほしければ丸腰で一人で下記の住所まで来い。証拠も同封する」

その手紙と一緒にフェリックス.ウォーケンと書かれた紙も添えられている。
その筆跡は間違えようもなくクレアのものだった。
「おい、これは何のジョークだ?…てかクレアの野郎一体何を考え…っ!何だ?何だ?俺が買い物に付き合うの面倒だって断ったの根に持って悪戯かぁ!?コラァ!!」

白けた状態から一変、ラッドが興奮気味に吠えた。
「い、いや待て…もし本当に誘拐だったらどうす…」
「はぁ~?」
お前頭おかしいんじゃねーの?といいたげに横目でラッドはフーを見る。
(変人のお前にそんな目で見られたくねぇ…)
ぐぐっと脳内で突っ込みつつフーはとりあえず話しを続けた。
「じゃあ…ジョークだったとしたら…お前どうするつもりだ?」
「無視」
とりあえずラッドは早々無視する方向で考えているようだ。
「まぁ…別にいいとは思うが、その手紙が嘘でも本当でもやばくないか?」
「あ?何がだよ」
そこでようやくラッドはフーにまともに顔を向ける。
「どちらの場合でもお前の無敵婚約者さんがピンピンしてるのは間違いないとして…もし行かなかった場合、あいつが帰宅した時の事を想像してみたらどうだ?」

「……あぁあぁ~っっ!どっちにしても面倒くせぇ~っ!!」
その言葉を聞いた瞬間ラッドはクレアの性格から起こりうる癇癪を想像し低く唸りながら重い腰をあげたのだった。




そこは人が寄り付く事のない廃工場。
その二階。全ての物が撤去され薄汚く閑散とした部屋の一角に複数の人物の影があるにもかかわらずその場に会話は無くただポリポリと場違いな音だけが響いていた。
「あ、あの…脅迫状託けてきましたけど…」
そこに先程銃を突き付けられたリーダー各がドラム缶の上に座りながらピーナッツを食べるクレアに恐る恐るといった感じで話しかける。
「ん、そうか、これでお前達の目的の半分は達成したな。何、俺への礼は別にかまわないぞ。事が済んだらお前達生きてるか判らないし…」
物騒な物言いに顔が青ざめる面々。
まともにラッドとやり合っても死なないための人質が最大の爆弾になろうとは。
しかもその爆弾はこの計画を取りやめようとした自分達に何故か嬉々としてついてきた上に予定を変更するなと脅してきた。まったく訳が判らない。
「そ、その…俺達降伏したのになんでついてきたんすか?」

「だってお前らラッドに酷い目にあったんだろ。」

そもそも彼等のグループの耳にたまたまある薬の密売人が根城近くを通り掛かるとの情報が入ってきた事が発端だった。
自分達に箔をつけようとその物を強奪する計画を練り、いよいよと事を起こそうとした直後売人を追ってきたラッドに一網打尽的に殺されかけたのだ。

自分達の名を売るチャンスを台なしにされ仕返しを計ろうと男を調べるとすぐさま身元はついた。
ルッソファミリーのラッド…有名な狂人だ。
しかし腹の虫がおさまらない彼等は最近街中をラッド.ルッソが仲睦まじくある男と闊歩しているとの情報も入手し、ならば人質をとり報復を…と企てそして今に致る。
「たしかに…あの野郎には腹が立ってるが…あんたがわざわざここに…」
出来ればお引取願えればと男は言葉を続けようとするがそれを遮るかのようにクレアがうっとり語る。
「まぁそれで俺が人質とか俺の世界には有り得ない事だけどな。人を守る事はあっても俺が守られるとか有り得ない。守る…それは強者にのみ与えられる特権だ…本来ならラッドに敵意を向ける事は俺への敵意同然として廃除しているところだけど」
ふうっと一息つき
「こんな機会が訪れたんだ。世界が俺に告げているのかもしれない。長い人生のうち一度くらい惚れた相手限定で弱者側にまわってみるのもいいんじゃないかと。ラッドが俺を助けに来る…どんな気分になるのかなってさ。う~ん今の所来てないからよく判らないが…、とりあえずお前達と利害が一致した訳だし」
人生初めての事だとクレアは楽しそうに言った。
その訳の判らない発想にはあえて突っ込まずに男は疑問をなげかける。
「で、でも…あんたを盾にしてもしラッド.ルッソを俺達がどうにかしたら…」
「あ、そういう気楽な事思わない方がいいぞ、俺から出来るアドバイスは…生き残りたければ死ぬ気でかかれ。それだけだ」
そうクレアが発言した矢先
ドグワシャアアアン!!
下階からおこったと思われる衝撃で一面が振動する。それと同時に一階から地鳴りするかのような怒鳴り声が聞こえた。

「ク~レ~アアアアァァァー!!ちゃんと来てやったぞ!どこだ!?テメェ!場合によっちゃあお仕置きだぞコラァァアァアァ!!」
覗いてみるとひしゃげて前倒しにされた鉄扉の上に立ちラッドが苛々と辺りを見回していた。
どうやら今し方の衝撃は到着したラッドが扉を蹴り飛ばした事によるもののようだ。
「よ、よし、お前達は下で迎えうて」
男は他の面子に指示を出し自分はクレアと二階から顔を出した。

「あ~クレア!そんな所にいやがったか!なんだこいつらはぁ~!?」
周りを取り囲む男達をねめつけラッドは唸る。
「ヒッ…」
その迫力に既に怯える周りをよそに頭上からなんともお気楽な声がふってくる。
「お~い、ラッド~!こいつらお前に怨みがあるんだとさ。俺は人質だ!ほら、ほら、両手も縄で縛られてるだろ!凄いだろ!早く俺を助け出すために、俺のために、ここまで上がってこい♪」
素早く自らお膳立てした両手をラッドに見せ付けるように掲げるその様はどこか楽しそうでそのあまりの軽さにビキリとラッドの額に血管が浮き出る。
「ラ、ラッド.ルッソ!テメェよもや俺達の事忘れちゃいないだろうな!あの時の怨み…」
「知らん!!」
どきっぱりと言い放つラッドの声には更に苛立ちが含まれている。
「だから誰だテメェら……あぁそうか、それも芝居か。クレア…買い物に付き合わないだけで人まで雇ってふざけた茶番を……」

「お、おいっ!!忘れてるどころか茶番だと!テメー!」
ラッドのあまりの物言いに一人の男がナイフを取り出し襲い掛かる。

ゴシャアアァァ!

その場から動くまでもなくナイフが届くより先にラッドの拳は男の顔面に減り込んだ。
そして男は有り得ない勢いで吹っ飛ばされる。

「わ、わああぁ~!」
その一瞬の出来事に周りが驚きの悲鳴をあげた。
仲間が放物線どころか直線で見えないようなスピードで目前を掠めていく有様をみて男達は動揺を隠せない。
まさか丸腰でもそこまで桁はずれだったとは想定外だ。
そんな状況の中ラッドは俯き加減に口を開き
「いいぜ…なら…付き合ってやるよ茶番になぁ…」
ユラリ面をあげたその瞳はギラギラと光り口元を笑みで歪めながら不意に両手をパンパンと打ち鳴らす。
「さ~ぁ遊びなら遊びらしく楽しもうぜえぇえぇ~!皆で今から鬼ごっこをしよう!!むろん鬼は俺だ。捕えたらぶっ飛ばしまーす!!え~それ以外のルールは工場外に出た奴と逃げないとか余裕かます奴はぶっ殺しまーす!んじゃ数えるぞぉ~10、9、8…」

「ヒ、ヒイイィィ~ッ!」一斉に逃げ出す男達。
「お、おい!こっちには人質が…っ!!」
二階から男が叫ぶがラッドの耳には入っていない。
そして悪夢のカウントダウンが0を唱えた。
「お遊戯の時間だ!!」
逃げ惑う面々をぐるりと見渡しながらラッドは即座にターゲットを絞りはじめる。
「ひ、ひいっ…!」
目が合った一人が恐怖で銃を撃ち込むがゆらりとラッドがかざした鉄扉に全て阻まれた。
「一匹目~!!」
その鉄扉を常人なら避けきれないようなスピードで男に投げつけぐしゃりとクリティカルヒットしたのを確認もせずに次の獲物を追い掛ける。
そのスピードと勢いはまさに猛禽類そのものの動き。
みるみる下階が阿鼻叫喚の渦に陥った。




「…ずるい。ラッドだけ遊んで楽しそうだ…」
その様子を眺め人質という立場にそろそろ飽きてきたクレアは軽くぴょんぴょんと跳ね自分そっちのけで暴れるラッドにぶすっと唇を尖らせる。
「は、はぁ~!?元々あんたがついてきたからこんな事に…っ!!」
リーダー各の男は次々と吹き飛ばされていく仲間達を目の当たりにしながら悲鳴をあげた。
「ん~思ったほど人質ってつまらないな。もっと…なんかドキドキするかと思ってたのに」
「テ、テメェー!!」
この状況で無茶苦茶なお気楽台詞をはく人質に勘忍袋の尾が切れるのとラッドが早々に一階全ての獲物を駆逐したのはほぼ同時だった。
「おいっ!ラッド.ルッソ!!」
頭上からの声にラッドが振り向くと男がクレアを抱き寄せその首に銃口を突き付ける姿が目にうつった。
「図にのるのもいい加減にしやがれ!今すぐこいつを撃ち殺すぞゴラァ!」
その様子を見たラッドの瞳が見開かれ動きがぴたりと止まる。
「ははは…っ…さ、さすがのラッド.ルッソも人質がいれば…」
人質の命をようやく認識したのかと思われたその時
「テメェ…誰の許しを得て触れてんだ…」
「はっ?」
予想外の言葉に男は間抜けた声を出す。
「それはなぁ…俺だけが触れていいんだよ、俺だけの、モノだ…俺だけのだ、俺のだ俺のだ俺のだ俺の俺の俺の…っっ」
人質がどうとかそういう問題ではないらしいラッドの様子に思わず唖然とする。
「俺のモノに薄汚ねぇ手で勝手に触れるんじゃねぇえぇーっっ!!」
言うが足元に転がっていた気絶している輩をむんずと掴み…
「はっ…!?嘘…っ」
二階に向かって投げ付けた。
そのあまりの非常識っぷりに男は避けるタイミングを見失なう。
「ぶぎょうぅっ!!」
見事に人間砲をくらった男の意識は瞬時にフェードアウトしていった。

「チェックメイトだな…クレア…」
いつも以上に怒りをあらわにしたラッドがカツカツと二階に上がってくる。
たとえお遊びとはいえ他人にその身を委ねるなど許しがたい行為だ。
ラッドは怒り浸透でクレアの元に辿りついてみると…。
「あ…?」
俯き加減のクレアの様子がおかしい。
近づいて覗きこんでみると
まるで葡萄酒のように顔を赤らめクレアはほうけていた。
「やばい…ん…っ、今のは…反則だぞラッド…」
その言葉と潤んだ表情とはうらはらに可愛くない仕種でブチリと両手の縄を引き千切りクレアはラッドにしがみつく。
「おいコラ、何ここにきてそんな可愛いげ見せてんだ」
そう言いつつも頭をぐりぐり押し付けてくるクレアに激昂していた気が少しづつ冷めていく。
「ここは喜ぶべきだろ…俺が初めて助けられた瞬間だ。今を含めお前は俺の「色々な初めて」を奪ってんだぞ…」
頬を染め何か意味ありげにニマニマしながらクレアはラッドを上目使いで見上げる。
「初っ…!あ~テメェここで下ネタかよ!」
「誰も下ネタとか言ってないだろ~いやらしいなラッドは」
「おい、コラ」
もうここまでくれば脱力感で怒る気にもなれない。
自分はどこまでこの傍若無人な婚約者に弱いのだろうか。
「…帰るぞ…」
「ん♪」
買い物袋をガサガサ持ちラッドに腕を絡めながらクレアは上機嫌だ。
ラッドにぶちのめされ気絶している輩達を尻目に二人は廃工場を後にした。

「結局…お前誰も殺さなかったな、珍しい」
てくてく歩きながらクレアはそういえばとラッドに問う。
「はぁ?あいつらお前が雇ったやつらじゃねーのか?あんだけ死ぬ気で逃げられたらそんな気失せるだろ。死ぬ気の人間に興味ねぇよ」
ラッドは最後まで気がつかなかったようだ。
(ん…まぁ、死ぬ気でかかれってのはあながち間違いじゃなかった…よな。死ぬ気で逃げてかかったのでも)
クレアはぼんやり頭の片隅で思いながら残りの思考で今日はラッドの好物を振る舞ってやろうと夕飯のメニューをぐるぐると組み立てる。
今夜は目一杯甘い夜を過ごしたい。
街はもう夕日と星空の中間だった。

その後…一連の騒動で命拾いした面々はグループを解散し真っ当な人生を選んだらしい。

「Virgin loss」
  1. 2010/06/17(木) 18:29:17|
  2. SS

M-dachs Watch(T)

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Author:Raptor
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